高麗青磁の誕生

投稿者: | 2019年1月19日

陶器の種類になかで「高麗青磁」は御存じでしょうか。大変美しい焼き物です。今日はその高麗青磁の誕生をご紹介します。

高麗青磁の起源は、特に定説はないそうですが、 9世紀から10世紀までという諸説はあるそうです。統一新羅時代以来の灰釉(かいゆう)陶器の伝統と、中国南方の窯である越州窯(えっしゅうよう)青磁の技術を土台として成立したともいわれています。特に後者の影響は強く、築窯技術、蛇ノ目(じゃのめ)高台といわれる畳付の幅広い特殊な高台、か細い陰刻で表された鸚鵡(おうむ)文など、初期の高麗青磁には越州窯の色濃い影響を感じられます。

11世紀になると、宗との交流が活発となったことを受け、定窯(ていよう)・耀州窯(ようしゅうよう)・磁州窯(じしゅうよう)などのさまざまな中国陶磁の影響を高麗青磁は受けてていきます。およそ200年の間に高麗青磁は中国青磁の様々な影響を消化し、しだいに自らのものとしていきました。

高麗青磁は12世紀前半には美しい独自の世界を築くに至ったと言われています。

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