豆知識 高麗茶碗の種類2

投稿者: | 2019年2月19日

高麗茶碗の種類

高麗茶碗には様々な種類があります。そのいくつかをご紹介します。

柿の蔕(へた) 高麗茶碗の一種。斗々屋や伊羅保などに近いが釉色で暗褐色で、最も渋く侘びた姿の茶碗。比較的平たく、口縁は端反りのものが多くあります。名称の由来は、器を伏せた形が柿の蔕のように見えることからとか、釉肌が似ているからともいわれているそうです。

堅手(かたて) 高麗茶碗の一種。白っぽい磁器の素地に、透明な釉薬を掛けて焼造した白磁の一種で、素地が堅いためにこのようによばれる。

狂言袴(きょうげんばかま) 雲鶴の筒茶碗に施された白象嵌の丸文が狂言師の袴に染め抜かれた文様によく似ているところからそのようによばれるそうです

州浜(すはま) 州のある浜辺という意味で、浜辺を上から見下ろした出入りにある形をさしています。三つの輪を少しづつ重ねてできる輪郭の形から近世では三輪形ともいわれるそうです。

錐呉器(きりごき)高台内に錐でつけたような筋があるからとか、高台の一部が切ってあるため「切呉器」が転じたともいわれています。

蕎麦(そば) 高麗茶碗の一種。灰色系の狙いに透明感のある釉がかかった平茶碗です。胎土に含まれる砂粒によってざらざらになった肌合いと、片身替わりのようにみえる釉調の変化が茶人の関心を集めたそうです。

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