豆知識 中国四代硯について

投稿者: | 2018年3月17日

みなさまこんにちは。あかり古美術です。

中国四代硯とはご存知でしょうか。
端硯(たんけん)、歙州硯(きゅうじゅうけん)、澄泥硯(ちょうでいけん)、魯硯(ろけん)が中国硯の主流を占める四代硯と言われています。

端硯(たんけん)

中国広東省にある端州(たんしゅう)(旧地名)でつくられた硯を総称して端硯といいます。
端渓石は、細かい彫刻に向く為、視覚的な美しさを強調した美しい装飾の彫が魅力のものが多くあります。
この端渓石が硯に使われるようになったのは、唐代からといわれており、宋代に量産されるようになりました。またこのころに日本に渡ってきたといわれています。

歙州硯(きゅうじゅうけん)

龍尾山が生産地。暗青色の水成岩(すいせんがん)でつくります。水成岩とは水でつくられる堆積岩です。

端硯の華やかな紫色に比べ、歙州硯は重厚で幽玄の美しさがあります。

澄泥硯(ちょうでいけん)

澄泥硯は土を焼成した焼き物の硯として評価されていましたが、蘇州のれいが山の自然石であったことがわかってきたそうです。
紅色、青色、黄色などの七色の色彩があり、あたたかさのある親近感も澄泥硯の特徴です。

魯硯(ろけん)

春秋戦国時代に山東省に魯国が存在したことから、山東省の各地でつくられたのが魯硯と呼ばれています。
魯硯には、紅糸石(ろうしせき)、紫金石(しきんせき)、靑金石硯(せいきんせきけん)などがあります。

いってみたいところ

春休みに東京に行った際、古硯について調べてみるのはいかがでしょうか。

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中国大陸の各地から選りすぐられた宝石の如き美石を素材として、かつての名工が心血を注いで制作した古硯には、東洋の精神美が形で示されています。硯の資料室では四大名硯の端硯、歙州硯、澄泥硯、魯硯の各種の他に石印、水滴、筆筒等の文房至宝をもご用意して、文人文化の世界をご案内致しております。

硯の資料室 〒110-0003 台東区根岸3-3-18 メゾン根岸201

引用元硯の資料室

 

 

お知らせ

昭和30年代半ばからはじまった中国広州交易会によって日本に古硯が多数わたっといわれています。

古硯は骨董的には価値が高いといわれています。

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